2012年11月30日

病院に行ってみました

昨日の朝から右目が痛みを伴ってかなり腫れていて、
戦いの後で疲れてる悟空みたいな顔になっていたので、病院へ行ってきました。

イギリスでは、National Insuranceという制度のもと、無料で医療が提供されています。
National Insuranceには全ての人が加入し、費用は所得税と同じくお給料から天引きされます。
私の場合は月£180くらいです。健康で病院に縁がない人にとっては、高い、でしょうか?
イギリスの税金についてはまたそのうち記事にしたいと思います。

病院で診察を受けるには、まず住んでいる地域の診療所、
GP(general practitioner) practiceに登録する必要があります。
自分の属する診療所は、NHSのページから検索できます。
GPは全ての分野の診療ができるので、まずGP practiceに行って診察を受け、
専門医が必要な場合にはGPに紹介してもらう、というのが一般的な流れのようです。

登録は以前すませてあり、以下のような流れでできました。
登録するには、パスポートと住所を証明する郵便物(公共料金の請求書や銀行の明細など)が必要です。
診療所へ行って、新規の患者として登録したいです、と言うと登録用フォームをくれます。
窓口の人には今日登録したいですか、持って帰って書いても良いですよと言われたんですが、
私は出直したくなかったのでその場で記入して登録してしまうことにしました。
フォームには自分と家族の既往歴を選ぶ欄があるのですが、
私は病名の英単語は全然知らなかったので、辞書必須でした。
書き終わったら窓口にパスポートと住所証明と共に提出すると、
証明書をコピーしてから返してくれて、登録は完了です。

私の地域の診療所は午前中は予約なし診療、午後は予約診療という体制をとっています。
午前中は7−8人くらいのドクターが分担して診療を受け持っています。
これらのシステムは診療所により異なるようです。
通常は一人のかかりつけ医が割り当てられるようなんですが、
午前中に希望のドクターが満員の場合は他のドクターの診療も受けられます。

とりあえず朝一番に診療所へ行き、受付で、以前患者として登録したのですが診察は初めてです、
可能だったらDr.OO(フラットメイトがかかっているお医者さん)お願いします、と言ってみたところ、
Dr.OOは満員です、別のドクターでも良いですか?との返事。
かまわないです、というと、ではDr.XXに診てもらってください、お名前は?と言うので、
名前を言ったんですが日本人の名前のスペルはイギリスの人には絶対わかってもらえません(笑)
生年月日お願いします、というので生年月日を伝えると住所はOOO?と聞かれて、
はい、というと座って待っていてくださいと言われました。

座って待つこと20分ほどで、モニターに自分の名前とドクターの名前、部屋番号が表示され、
アナウンスが流れたので指定の部屋に向かって、ドアをノックしてみるとどうぞ、とお返事。
入ってみるとだいぶ狭いお部屋に感じの良い女医さんがいらっしゃいました。
どうしましたか、と聞かれたので症状を説明すると、
右目まぶたを見ていくつか質問され、処方される抗菌目薬の用法と、
コンタクトは腫れがひくまでしないこと、
目の周りをぬぐいたいときはコットンを濡らして拭いてねとアドバイスをもらい、
処方箋を渡されました。この間およそ5分くらい。
まぁどこからどうみてもものもらいなのでこんなものかと思います。

診察料はないので、診察が終われば退出するのみです。
下に薬局があるから処方箋を渡してね、とドクターが教えてくれたので薬局に行ってみると、
薬局受付ではお金を支払いますか?と聞かれました。
どうやら薬も子供や一部の対象者は無料のようです。
いちおう大人なのでちゃんと払いました。もらった抗菌目薬は£4ほどでした。



生化学系の人にはおなじみ、クロラムフェニコール。
研究室で調製できそうだなぁと思ってたら同僚も同じこと言ってました。

診療所は割と大きめで、照明が暗めなのがちょっと陰気な感じを与えますが、
きれいに掃除されているという印象でした。
常に混雑しているので、窓口も診察も待ち時間はある程度みておく必要があります。
受付の人はみんな基本的に感じが良く、英語も聞き取りやすかったです。


朝から目薬使い始めて、今は少し腫れがひいてきました。
集中するのにかなり支障をきたすので早く治したいです。
でもメガネ(大変鮮やかなブルーのフレーム)して研究室行ったら、
同僚達が似合うねーとかほめてくれてちょっとうれしかったりしました。


posted by けむ at 07:27 | Comment(0) | イギリス生活情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月22日

ロンドンへ出張!

実験をしに、初めてロンドンへ行ってきました。
ブリストルからロンドン中心部へは電車で2時間弱、
研究所へはさらに地下鉄とバスを乗り継いで、1時間以上かかります。
仙台から東京へ出て北千住に向かい、さらにバスに乗って20分、って感じでしょうか。
(結構うまく例えられていると思います!笑)
ロンドン中心部は世界中の洋服やさんが軒を連ねており、
スクランブル交差点もあり、どこも混雑していて、
地下鉄も狭くて時間帯によってはぎゅうぎゅうになります。
今はクリスマスデコレーションもとてもきれいでした。
これが銀座、渋谷、東京メトロ、などなどを連想させて、
こちらに来て初めて、あぁ東京が懐かしい、今すぐにでも帰りたい!
と思ってしまいました。
今回は同僚のポスドクとその旦那さんも一緒だったので、
たくさんおしゃべりして研究の話もして、
軽いホームシックはすぐに脱することができてよかったです。
あと三越横であんぱんが買えたのも良かったかも(笑)
日本のあんぱんそのものでおいしかったですよ!

さてさて実験自体は修士の頃やっていたことそのもので、
割と古典的な手法なので当時はもう二度とやることもないだろう、
とか思ってたのですが、ここへきてその経験が大変役に立っています。
古典的な手法というのは手堅い、信頼のおける手法とも言えるので、
研究のストーリーに組み込みやすく、まだまだ需要はあるんだと思いました。

二週連続で出張して、間の土日も研究室に行ってしまったためだいぶ疲れてきましたが、
明日からはしばらく平常運転で、じっくり腰をすえて研究に取り組みたいと思います。




posted by けむ at 05:33 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月17日

学会に行ってきました

今週はマンチェスターで行われた学会に参加してきました。

私はいままで自然界に既にあるものを工夫して調べる、という立場で研究していたんですが、
新しい研究室では自然界にあるものを利用して全く新しい素材をつくる研究をしています。
ただ、最終的な目標は新しい素材を作る中で自然界に存在する法則を見出そうというところにあり、
その基礎研究に返そうという姿勢に魅力を感じています。

そんなわけで、自分としては新しい分野に飛び込んだばかりなので、
学会に参加して話を聞くことで集中して知識を吸収でき、大変有意義でした。

ボスは異なる技術を持ったグループとコラボするのが大好きなようで、
学会中に別のグループの教授を紹介してくれて、
この人とやってみたい実験があるから試料準備してほしいんだけどやってくれる?
と聞かれました。
今のところ私は仕事を振られると嬉しくなる、という状態にあるので、
もちろんですとも、と返事をして教授の連絡先を送ってもらうことになりました。

ボスと共同研究者とのミーティングに色々参加させてもらっているのですが、
新しい素材を作る研究におけるアイデアの出し方というのは、
自分が持っているものと、別のグループが持っているもの
もしくは天然にあるものを合わせて面白そうなものにする、
という組み合わせ方式が最も多いように感じました。
そして一見関連のない遠いところから組み合わせるものを持ってこられる、
クレイジーなアイデアを出せる、というのがボスの才能なんだとも思いました。

こちらに来てちょうど3カ月、生活も研究の分野も変わったのでまだまだ気付きの連続です。



posted by けむ at 21:22 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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