2012年12月08日

ロストイントランスレーションを観ました

ロストイントランスレーション、ちょっと古い映画なんですが、
ドイツ人の同僚がすごく好きと言っていて、
フラットメイト(スペイン人)にその話をしたらDVDをレンタルしてきてくれました。
昨日の夜フラットメイトと一緒に観てみました。



東京にCM撮影のためやってきた妻子持ちの中年俳優と、
写真家と結婚して旦那さんの日本での仕事についてきた若い女性、
という二人のアメリカ人の心の交流を描いた作品です。

二人の共通点は、私生活がなんだか満たされておらず、落ち込んだ状態であるということ。
私生活でも孤独な上に、文化も言葉も全く異なる東京にきたら、
当然異文化を楽しむ心の余裕は持てなくて、より一層孤独感に包まれるばかりになります。
ですからこのアメリカ人二人が寄り添うようになるのはごく自然なことと思われます。
ラブストーリーということになっていますが、恋と友情の間、って感じがしました。

東京の日常の風景がたくさん出てくるんですが、
結構「変わった日本人」として誇張した表現がなされているので、
日本人を馬鹿にしているのかと感じる人も多いと思います。
ただこれは「もともと孤独で落ち込んだ状態の外国人」からみた東京なので、
違いを強調するという点で上手く表現されていると思いました。
あと結構リアルというか、嘘はないと思います。
ただおすし屋さんやしゃぶしゃぶやさんでの二人の振る舞いは大変無礼で、
耐え難いものがありました。
アメリカ人への皮肉なんだと思います。というか思いたい。
フラットメイトもあれはいやな感じだよねーと同意見。

外国に一人で住んでみると、同じ国出身の人しか分かち合えない感覚がある、と気づきます。
イギリスにいても、ドイツ人同士、スペイン人同士など同郷同士は友達になりやすいようです。
それは小さいころから慣れ親しんでいるテレビ番組とか、お決まりのジョークとか、
日常的な習慣、感覚を共有できるのはやはり同じ国の人ですから当然だと思います。
そして外国に一人、というのは自分自身をみつめる時間を増やします。
だから自分の中の弱い部分や迷いも浮き彫りになりやすく、孤独に苛まれる可能性も高くなります。
(幸い私自身は孤独感でいっぱいでどうにもならないということは今のところ起きてませんが、)
ただそうした過程を乗り越えれば、確固たる自分を手に入れられるんじゃないかな、
なんて思ったりしました。

総合して、私にとっては大変わかりやすい映画でした。
このタイミングでこの映画を観たからよけいに、監督ソフィア・コッポラの意図が
すんなり飲み込めたんだろうなーと思います。

あと日本語のセリフには英語字幕がついていないので、
フラットメイトに今何て言ってるか教えて!と何度か聞かれて、
訳してあげると面白がっていました。
Matthew's Best Hit TVが懐かしかったです。
マシュー南(藤井隆さん)テンション高!この辺がわかるのはお得かもです。






posted by けむ at 21:07 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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